今回は、HGUC 1/144 アッガイを全塗装で仕上げました。
今回の塗装テーマは、グラデーション塗装。
アッガイの特徴でもある丸みを帯びたボディを活かしながら、パーツのエッジや陰になる部分に濃い色を残し、中央部分に向かって明るくなるように塗装しています。
成形色のままでも十分かわいらしいアッガイですが、グラデーション塗装を加えることで、丸みのあるフォルムに陰影が生まれ、より立体感のある仕上がりを目指しました。
今回は、そんなHGUC アッガイの全塗装完成品を、完成写真とともに紹介していきます。
※本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれています。リンクを経由して商品を購入すると、当サイトに報酬が発生する場合があります。
HGUC 1/144 アッガイ
キット情報

- キット名:HGUC 1/144 アッガイ
- 価格:1,760 円(税10%込)
- 発売日:2007年04月
- 対象年齢:8歳以上
HGUCアッガイは、丸みを帯びた独特のプロポーションが特徴的なキットです。
頭部のモノアイ可動や腕部の伸縮、爪の展開など、アッガイらしいギミックも楽しめるキットになっています。
今回の塗装コンセプト
今回のテーマは、
「アッガイの丸みをグラデーションで強調する」
です。
アッガイは直線的な装甲を持つMSとは違い、頭部や胴体、腕、脚など全体的に丸みのあるデザインになっています。
そこで今回は、単純に全体を均一な色で塗るのではなく、エッジや陰になる部分に濃い色を残しながら、面の中央に向かって明るくなるようにグラデーションを入れました。
これによって、照明を当てたときにも装甲の立体感が出やすくなるようにしています。
全塗装前のアッガイ


まずは塗装前の状態。
成形色でもアッガイらしいカラーリングが再現されていますが、今回はここから全塗装していきます。
特にアッガイは曲面が多いので、グラデーション塗装によってどのくらい印象が変わるのかも今回のポイントです。
塗装手順
今回のアッガイは、制作時間をできるだけ短くすることも意識して製作しました。
全塗装というと、
- パーツを切り出す
- ゲート処理
- ヤスリがけ
- 洗浄
- サフ
- 塗装
という工程をイメージする方も多いと思います。
もちろん、表面処理を丁寧に行えば仕上がりはきれいになります。
ただ、すべてのパーツを丁寧にヤスリがけしていると、それだけでかなりの時間がかかります。
そこで今回は、表面処理にかける時間をできるだけ削る方法で製作しました。
まずはパーツをアルティメットニッパーで切り出します。
できるだけゲート跡を小さく残すようにカット。
その後、必要な部分だけゲート跡を処理しました。
今回は「すべてのパーツを完璧に表面処理する」のではなく、塗装後に目立つ部分を優先する考え方です。
パーツの切り出しが終わったら、一度仮組みします。
ここで、
- パーツの組み合わせ
- 可動部分
- 塗装が必要な場所
- 色の組み合わせ
- 完成時のイメージ
を確認します。
アッガイは丸みのあるパーツが多いので、実際に組んでみると塗装したい部分も見えてきます。

今回の制作で大きく変えたのがここです。
仮組みが終わって塗装プランが決まったら、一度バラします。
そして、バラしたパーツをそのまま持ち手棒に取り付けて塗装準備へ。
余計な工程をできるだけ増やさないようにしました。
つまり今回は、
切り出し → 仮組み → 塗装プラン決定 → バラす → 持ち手棒 → 塗装
という流れです。
すべてのパーツを「とりあえずヤスリがけ」するのではなく、必要な部分だけ処理することで、表面処理にかかる時間をかなり削減しました。
もちろん、これは「表面処理をしなくてもいい」という意味ではありません。
あからさまに目立つゲートは処理します。
ただし、完成後にほとんど見えない部分まで同じように処理すると、作業時間はどんどん増えていきます。
特に今回は、
「できるだけ気軽に全塗装する」
こともテーマのひとつ。
細かいところまで完璧を目指すよりも、完成までのハードルを下げることを優先しました。
これなら、
「全塗装してみたいけど、表面処理が大変そう……」
という初心者の方にも、少し挑戦しやすくなると思います。
今回は塗装の手間を極限まで少なくしたかったのですべてのパーツの下地をガイアノーツのサーフェイサーエヴォブラックで塗装して下地の表面を統一化しました。
今回の塗装で一番こだわったのが、このグラデーション塗装です。
サーフェイサーを塗装したパーツに
内部フレームはメタリック系でべた塗り、
外装パーツは、エアブラシの吹き付け範囲を絞り、パーツ中央部分を中心に明るい色を重ねていきます。
イメージとしては、
濃い色 → 明るい色
という段階で色を重ねています。
エッジやパーツの端に暗い色を残すことで、中央部分との明暗差を作りました。
アッガイのような曲面の多い機体では、この塗装方法との相性が良く、丸みのある装甲をより強調することができます。
塗装レシピ

- 下地:サーフェイサーエヴォブラック
- ハイライト(ブラウン):レッドブラウン75%ホワイト15%レッド10%
- ハイライト(ベージュ):ウッドブラウン40%レッドブラウン40%ホワイト20%
- 下地:サーエヴォブラック
- ハイライト:ニュートラルグレー+シルバー微量
- 下地:サーエヴォブラック
- 使用カラー:ガイアノーツスターブライトアイアン
- 使用カラー(塗分け用):ガイアノーツスターブライトシルバー
- 蛍光ピンク
アッガイの足裏パーツについても、単色で終わらせず、部分的に色を変えて塗り分けました。
外装だけでなく細かい部分にも色の違いを作ることで、完成後にチラッと見える部分にも情報量を持たせています。


バーニアの内側はレッドを塗装→マスキング→スターブライトシルバーで仕上げました。
完成
全塗装+グラデーション塗装を終えたアッガイがこちら。

成形色プラスチック感のあるアッガイとは違い、全体に陰影が入り、丸みを帯びた装甲がより立体的に見えるようになりました。
特に頭部や胴体などの大きな曲面は、グラデーションによる明暗が分かりやすく、今回の塗装の効果を感じやすい部分です。

背面は正面とは違った装甲の表情を楽しめるアングル。
バーニアや足裏など、正面からは見えにくい部分もしっかり塗り分けています。
グラデーションによる明暗も背面まで統一することで、どの角度から見ても違和感のない仕上がりを目指しました。

丸みのある形状なので、グラデーション塗装による陰影が特に分かりやすい部分です。
モノアイも蛍光塗料で塗装しているので、ブラックライトを当てると、完成品としての存在感を高めてくれます。

アッガイらしい伸縮式の腕部。
各ミサイルや関節をスターブライトアイアンを塗装することで外装との質感の違いを表現できます。




ずんぐりしたシルエットがたまりません。武装もしっかり存在感があります。
グラデーション塗装で変わったポイント
今回の制作で一番大きく変わったのは、やはり立体感です。
アッガイは丸みのあるパーツが多いため、均一な塗装では少し平面的に見える部分があります。
そこにグラデーションを加えることで、
- 装甲の丸みが強調される
- エッジ部分が引き締まる
- パーツごとの立体感が出る
- 写真でも陰影が分かりやすくなる
といった効果を狙いました。
特に大きな曲面を持つ頭部や胴体は、グラデーション塗装との相性が良かったと思います。
HGUC アッガイを全塗装してみた感想
HGUCアッガイは、特徴的なフォルムを持っているので、塗装によってかなり印象を変えられるキットだと感じました。
今回は大きな改造などは行わず、最低限の下処理とグラデーション塗装を中心に仕上げています。
派手な改造をしなくても、塗装方法を工夫するだけで完成品の雰囲気を大きく変えられるのがガンプラの面白いところです。
特に今回は、アッガイの「丸み」を活かした塗装を意識しました。
グラデーション塗装に挑戦してみたい方にも、曲面の多いアッガイは面白い題材だと思います。
まとめ

今回はHGUC 1/144 アッガイをグラデーション塗装で全塗装しました。
今回のポイントは、
- 全塗装による質感アップ
- 曲面を活かしたグラデーション塗装
- フレームや細部の塗り分け
- アッガイらしいフォルムを活かした仕上げ
です。
アッガイはかわいらしい印象の強いMSですが、塗装によって陰影を加えることで、メカとしての存在感もしっかり出すことができます。
これからも、キットの形状や特徴を活かしながら、できるだけ「元のデザインを活かした全塗装」を中心にガンプラを製作していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
