今回は、HG 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダムを全塗装で仕上げました。
今回の塗装では、基本的なカラーリングはキットのイメージを大きく変えず、外装の白にグラデーション塗装を加えることで立体感を強調。
さらに、キットでは塗り分けされていないダクト内部や外装の入り組んだ部分に、内部フレームと同じゴールドを追加しました。
派手に形状を変更するのではなく、塗装によって情報量を増やし、HGとは思えない密度感を目指しています。
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キット情報

- キット名:HG 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダム
- 価格:2,970 円(税10%込)
- 発売日:2024年05月25日 (土)
- 対象年齢:8歳以上
完成写真
まずは完成したマイティーストライクフリーダムをご覧ください。

今回のポイントは、白い外装に加えたグラデーション塗装。
単調になりやすい白い装甲に陰影を加えることで、各装甲の形状がより立体的に見えるように仕上げました。
また、ダクト内部などの細かな部分にはゴールドを追加。
設定上のカラーリングを大きく変更することなく、塗装によって情報量を増やしています。

マイティーストライクフリーダムの特徴でもある大型のプラウドディフェンダーの存在感が特徴です。
翼部分のピンクの発光部には、キット付属のシールを使用しました。
塗装では表現しにくい細かな発光部分をシールで補うことで、作業量を抑えながら完成度を高めています。
今回の塗装コンセプト
今回のテーマは、
「設定カラーを活かしながら、塗装で情報量と立体感をアップする」
です。
大幅な改造やスジボリを追加するのではなく、塗装によってキットの魅力を引き出す方向で製作しました。
特にこだわったのが、
- 白外装のグラデーション塗装
- 内部フレームのゴールド塗装
- ダクトや入り組んだ部分へのゴールド追加
の3点です。
使用した塗料
今回使用した塗料はこちらです。
下地

内部フレーム
サーフェイサーエヴォ ブラック
フレーム部分はブラックを下地にすることで、上から塗装するゴールドに深みを出しています。
外装・白
メカサフ ヘヴィ
白い外装の下地として使用。
完全な白一色にするのではなく、下地の色を活かしながらグラデーション塗装を行いました。
外装・赤/青/黄
アルティメットホワイト
赤・青・黄色の発色を良くするため、白を下地として使用しています。
外装・濃青
EXブラック
濃い青の外装にはブラックを下地として使用。
上からプリズムブルーブラックを塗装することで、深みのある濃青に仕上げました。
カラーリング・メイン塗料

内部フレーム
青金
内部フレームは青金で塗装。
今回の作例では、このゴールドが大きなポイントになっています。
通常の内部フレームだけではなく、外装のダクト内部や入り組んだ部分にもゴールドを追加することで、全体の情報量を増やしました。
白い外装
アルティメットホワイト
白い外装はアルティメットホワイトを使用。
さらに今回の作例では、白外装にグラデーション塗装を追加しています。
白一色で仕上げるよりも装甲のエッジや奥まった部分に陰影が生まれ、パーツの立体感が強調されます。
マイティーストライクフリーダムは白い外装の面積が大きいため、グラデーション塗装との相性も非常に良いと感じました。
グレー部分
ニュートラルグレーⅡ
白い外装との色の差を出しながら、全体のバランスを整えています。
赤い外装
プレミアムレッド
赤い部分はプレミアムレッドで塗装。
白や青とのコントラストが強いため、完成後もアクセントとして目立つカラーになっています。
青い外装
ウルトラマリンブルー
青い外装にはウルトラマリンブルーを使用。
マイティーストライクフリーダムらしい鮮やかな青を意識して仕上げました。
黄色い外装
サンシャインイエロー
黄色部分はサンシャインイエローを使用。
白・青・赤の中に黄色が入ることで、全体のカラーリングが引き締まります。
濃青部分
プリズムブルーブラック
濃青部分にはプリズムブルーブラックを使用。
ブラックを下地にすることで、深みのある濃青に仕上げています。
光の当たり方によって表情が変わるため、通常の濃紺とは違った質感を楽しめます。
艶消し仕上げにすることでより高級感が増します。
武器塗装

マイティーストライクフリーダムの特徴的な武装であるフツノミタマも塗り分けました。
使用したカラーは、
- プレミアムレッド
- 青金
- スターブライトアイアン
です。
刀身や各部を塗り分けることで、単色の武装ではなく、金属感のある仕上がりを目指しました。
特に青金を使用した部分がアクセントになり、機体本体との統一感も出ています。
ビームサーベルは、
蛍光ピンク+アルティメットホワイト
を使用してグラデーション塗装を行いました。
根本部分を白く、外側に向かってピンクが強くなるように塗装。
最後に艶消しトップコートで光が集中しているような発光表現を狙っています。
ビームシールドは中心部分にアルティメットホワイトでグラデーションをかけて
ビームサーベル同様艶消しトップコートを塗装しています。
センサー・発光部分は付属シールを使用
センサー類と、プラウドディフェンダーのピンク色の発光部分には、キット付属のシールを使用しました。
全てを塗装で再現する方法もありますが、細かな発光部分は付属シールを使うことで、作業時間を抑えながら鮮やかな発色を得ることができます。
特にプラウドディフェンダーは発光部分が多いため、シールを効果的に使うことで完成度を高めています。
トップコート

仕上げには、スーパースムースクリアー つや消しを使用しました。
全体をつや消しで仕上げることで、塗装面の光沢を抑え、落ち着いた質感に整えています。
特に今回のように、
- 白外装のグラデーション塗装
- ゴールドの内部フレーム
- 赤・青・黄色の鮮やかなカラー
- 濃青のプリズムカラー
と複数の質感がある作例では、最後につや消しトップコートを吹くことで、全体の質感を統一できます。
白外装のグラデーション塗装

今回もっとも大きな塗装ポイントが、白い外装へのグラデーション塗装です。
白いパーツは、そのまま塗装するとどうしても平面的に見えてしまいます。
そこで、装甲の奥まった部分やエッジ付近に陰影を作り、最後にアルティメットホワイトを重ねることで、自然な立体感を出しました。
写真で見ると、光が当たった部分と影になる部分の差が分かりやすくなっています。
白グラデーション塗装で苦戦したポイント
しかしながら、今回の塗装で一番苦戦したのが、白外装のグラデーション塗装です。
白は隠ぺい力が弱く、思ったように発色してくれませんでした。
何度か重ね吹きをして調整しましたが、なかなか狙った白にならず、最終的には薄めた塗料のまま、少し遠めの距離から勢いよく吹き付けて発色を出そうとしました。
その結果、もともと隠ぺい力の高いアルティメットホワイトが広い範囲に乗ってしまい、グラデーションというより、べた塗りに近い仕上がりになってしまいました。
完成後に見ると、もう少し慎重に塗料を重ねていけば良かったと感じています。
次回の改善点
次回、白のグラデーション塗装を行う際は、
- 一度に発色させようとしない
- 薄く塗料を重ねていく
- エアブラシの距離を一定にする
- 吹き付ける量をコントロールする
- 下地の色や明度も事前に考える
といった点を意識したいと思います。
特に今回のように「なかなか発色しないから、一気に吹いてしまう」というやり方は、グラデーションを崩してしまう原因になると実感しました。
「発色させたい」という気持ちから吹き付け量を増やしすぎないこと。
これが今回の大きな反省点です。
失敗した部分も含めて、次回の塗装では今回の経験を活かして、より自然な白のグラデーションを目指したいと思います。
ゴールドで情報量を追加

今回の作例でもう一つこだわったのが、ゴールドによる情報量アップです。
キットでは塗り分けされていないダクト内部や、外装の入り組んだ部分に、内部フレームと同じ青金を使用しました。
単純に塗装箇所を増やすだけではなく、内部フレームと外装をつなぐようにゴールドを配置することで、メカとしての密度感を高めています。
全塗装前と比較


全塗装することで、成形色の状態から大きく印象が変わりました。
特に、
- 白外装のグラデーション
- ゴールドのフレーム
- 細かな塗り分け
- 武装の金属感
によって、各パーツの存在感が増しています。
HGサイズのキットでも、塗装することでここまで情報量を増やせるのが全塗装の面白いところです。
ポージング

完成後はフツノミタマやビームサーベルを使ってポージング。
大型のプラウドディフェンダーを展開すると、一気に劇中の迫力のあるシーンを再現できます。
HG マイティーストライクフリーダムを全塗装してみて

今回のHG マイティーストライクフリーダムは、塗装による変化を楽しみやすいキットでした。
特に白い外装は面積が大きいため、グラデーション塗装を加えるだけでも立体感がかなり変わります。
また、今回のようにキットで塗り分けされていない部分へゴールドを追加することで、形状を大きく改造しなくても情報量を増やすことができます。
個人的には、
「改造するのではなく、塗装でどこまで完成度を上げられるか」
という方向性で仕上げられたのが良かったと思います。
まとめ
今回はHG マイティーストライクフリーダムガンダムを全塗装しました。
今回のポイントをまとめると、
- 白外装にグラデーション塗装
- 内部フレームを青金で塗装
- ダクト内部や入り組んだ部分にもゴールドを追加
- 赤・青・黄・濃青をそれぞれ塗り分け
- センサー・発光部分は付属シールを活用
という内容です。
大幅な改造をしなくても、塗装の工夫だけでキットの情報量や立体感を大きく引き上げられるのが、新しいガンプラ全塗装の魅力だと思います。
これからHG マイティーストライクフリーダムを全塗装してみようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
週末ガンプラ工房 