はじめに
今回は「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」を全塗装で制作しました。
MGSDシリーズはSDとは思えないほど精密な内部フレームや可動ギミックが魅力ですが、今回はその完成度をさらに引き立てるため、パール塗装とグラデーション塗装を組み合わせた高級感のある仕上がりを目指しました。
外装の装甲には上品なパールの輝きと、立体感を強調するグラデーションを施し、「天使」をイメージした幻想的な作品になっています。
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完成写真



キット概要
- キット名:MGSD ウイングガンダムゼロ EW
- シリーズ:MGSD(MASTER GRADE SD)
- 発売日:2024年11月
- メーカー:BANDAI SPIRITS
MGSDシリーズならではの圧倒的なディテールと可動性能を備え、ウイングバインダーの展開やネオバード形態への変形機構など、小さなボディにMGクラスの技術が凝縮されたキットです。
今回の制作コンセプト
テーマは
「神々しく舞い降りた白い翼」
成形色でも十分美しいキットですが、今回は
- ホワイトの高級感アップ
- 翼の立体感を強調
- フレームの質感アップ
- パール塗装による上品な輝き
この4点を意識して制作しました。
派手すぎず、見る角度によって表情が変わる作品を目指しています。
塗装レシピ
ホワイト






- ダークブルーグレー(1層目)(グレー+風群青少量)
- 風群青(2層目)
- アルティメットホワイト(グラデーション)
- パール(4層目)
- 半光沢クリア(スーパークリアⅢ80%:フラットベースなめらかスムース20%)(トップコート)
ブルー





- ダークブルーグレー(1層目)(グレー+風群青少量)
- ホワイトグラデーション(2層目)
- クリアブルー+クリアレッド少量(3層目)
- パール(4層目)
- 半光沢クリア(スーパークリアⅢ80%:フラットベースなめらかスムース20%)(トップコート)
レッド





- ダークブラウン(ブラウン+ブラック少量)(1層目)
- ホワイトグラデーション(2層目)
- クリアレッド(3層目)
- パール(4層目)
- 半光沢クリア(スーパークリアⅢ80%:フラットベースなめらかスムース20%)(トップコート)
イエロー





- ブラウン(1層目)
- ホワイトグラデーション(2層目)
- クリアイエロー(3層目)
- パール(4層目)
- 半光沢クリア(スーパークリアⅢ80%:フラットベースなめらかスムース20%)(トップコート)
フレーム・武装



- EXブラック光沢(1層目)
- フレームメタリック(グレーフレーム2層目)
- スーパークロームシルバー2(シルバーフレーム2層目)
- メタルブラック(ライフル2層目)
内部フレームは清家色ごとに塗り分けることで、MGSDならではの内部フレームをよりリアルに仕上げました。
センサー類

- 蛍光グリーン
センサー類は内部のディテールが見えるように透明度の高いガイアカラーの蛍光グリーンを塗装しました。
ブラックライトでの発光表現を楽しむことができます。
使用した工具・塗料
- エアブラシ:GSI クレオス(GSI Creos) プロコンBOY PS289 WA プラチナ 0.3mm Ver.2
- コンプレッサー:タミヤ エアーブラシシステムシリーズ No.53 スプレーワーク パワーコンプレッサー
制作工程
①仮組
説明書に沿って、アルティメットニッパーでゲートカット、
パーツの切り出しが終わったら、一度仮組みします。
ここで、
- パーツの組み合わせ
- 可動部分
- 塗装が必要な場所
- 色の組み合わせ
- 完成時のイメージ
を確認します。
② 表面処理
仮組にて確認が終わったら、各部位ごとに分解します。
仮組で確認したゲート跡は、目立つ部分のみ処理をしました。

処理後は、各パーツごとに持ち手を付けて台にセットします。
③下地塗装
※塗装前にパーツについたホコリやゴミを歯ブラシで落とします。
塗装レシピに沿って各カラーごとに全てのパーツに下地塗装しました。
各色ごとに下地色を変えることによって最終色の発色をコントロールすることができます。
④塗分け塗装→マスキング
今回はツインバスターライフルの動力パイプと、銃口を引き延ばした時に見えるレール部分をクロームシルバーで塗装しました。
乾燥後、塗装した部分にマスキングをして次の本塗装へ進みます。
⑤フレーム・武装・センサー 塗装
このキッドでは内部フレームがグレーとシルバーの成型色が使われていたので、グレー→フレームメタリック・シルバー→スーパークロームシルバー2で塗装しました。
下地を光沢ブラックにすることで、塗膜表面で光が反射しやすくなり、メタリック粒子の輝きも強調されます。
センサー類はガイアカラーの蛍光グリーン
⑥グラデーション塗装
エッジやモールドを少し暗めに残しながら、中央へ向かってホワイトを重ね塗り。
白のグラデーションは中々発色しないためコンプレッサーの圧と吹き出し量をコントロールしながら
落ち着いて塗料が垂れる手前で止めながら、2回塗り重ねて塗装しました。
単調になりやすい白い装甲でも、立体感が大きく向上します。
赤、青、黄色に関してはホワイトのグラデーションの後に各カラーのクリア塗料を上から塗ることで、鮮やかなまま、グラデーションをかけることが可能になります。
⑦パールコート
今回は外装のすべてのパーツにパール塗料を重ねています。
光の当たり方によって表情が変化し、高級感のある仕上がりを目指しました。
⑧デカール・スミ入れ
取説のマーキングシールの配置を参考に、情報量が増えるよう市販の水転写デカールを配置。
スミ入れは濃くしすぎず、ダークグレーとグレーを使い分けて仕上げました。
⑨半光沢トップコート
今回はあえて光沢ではなく半光沢を選びました。
調合比率はスーパークリアⅢを80%フラットベースなめらかスムースを20%です。
パール塗装なので光沢仕上げも魅力的でしたが、ツヤを出しすぎると光の反射が強くなり、
グラデーションの陰影が分かりにくくなってしまいます。
半光沢ならパールのキラッとした輝きを残しながら、装甲表面を落ち着かせることができると思いました。
結果として、派手すぎず、見る角度によってパールが輝く満足のいく仕上がりになりました。
こだわりポイント
ホワイト装甲の質感

ただ白く塗るだけではなく、
- グラデーション
- パール塗装
を組み合わせることで、立体感と高級感を両立しています。
ウイングバインダー

MGSD最大の魅力でもある翼は、一枚一枚の陰影を意識して塗装。
大型の翼がより神秘的に見えるよう仕上げました。
フレーム塗り分け


装甲を展開した時に見えるフレームも細かく塗り分け。
メカニカルな印象がさらに強調されています。
ビフォーアフター


※素組との比較写真
パール塗装とグラデーション塗装を施すことで、
- 白の深み
- 翼の存在感
- 高級感
が大きく向上しました。
完成レビュー

実際に完成させて感じたことは、
MGSDシリーズ最高クラスの完成度だと思います。
細部まで作り込まれた内部フレームと圧倒的な可動性能に加え、全塗装を施すことで展示映えが格段にアップしました。
特に翼を大きく広げたポージングは圧巻で、見る角度によってパール塗装が美しく輝きます。
塗装の手間はかかりますが、それ以上の満足感を得られるキットでした。
こんな人におすすめ

- MGSDシリーズが好きな方
- ウイングガンダムゼロ EWが好きな方
- 白い機体の塗装表現を楽しみたい方
- パール塗装やグラデーション塗装に挑戦したい方
まとめ


MGSD ウイングガンダムゼロ EWは、素組みでも非常に完成度の高いキットですが、全塗装を施すことでさらに魅力が引き出されます。
今回はパール塗装とグラデーション塗装を組み合わせることで、神秘的で高級感のある作品に仕上げました。
これから制作を考えている方や、塗装表現の参考を探している方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
週末ガンプラ工房 