ガンプラ用ニッパーの種類とおすすめを教えて
ガンプラを作る上でニッパーは必須ツールになります。
今回はどのニッパーを買えばよいか悩まれている方向けに、最適なニッパーを見つけられるように解説していきます。
- ニッパーの使い方
- ガンプラのニッパーの種類(メリットデメリット)
- ガンプラに最適なニッパーの基準
- おすすめニッパー3選
ニッパーの使いかた
まず初めに、ガンプラを作成するときのニッパーの使い方を解説する前に知っておいてほしい、基本となるランナー&ゲートについて解説します。
ガンプラの各パーツは、ランナーと呼ばれる枠にまとめられています。
そのランナーとパーツをつなぐ部分をゲートと呼びます。
そのゲートに、ニッパーを入れることでパーツを切り離すことができます。
ガンプラのパーツの切り離しの基本は、1度で切り離すのではなく、2~3回に分けてカットするのが基本となります。
1度でカットすると、パーツに負荷がかかり、パーツのゲート跡が白くなる、白化という現象が起きます。
こうなった場合、ヤスリなどで処理しても白化が消えないという状態になってしまいます。
ほかにも、白化時と同様に負荷がかかり、パーツをえぐってしまう危険性もあります。
白化をしてしまうと塗装しない限り修復は不可能で、えぐってしまうと修正が大変となります。
使う際のポイントを知っておくことで最適なニッパーの選び方が分かるはずです。
ガンプラニッパーの種類
プラモデル用ニッパーとは、プラスチックの切断に特化したニッパーで、ランナーとパーツのせまいすき間などにも簡単に刃先を入れてカットことができます。
そのプラモデルニッパーには大きく分けて2種類あります。
- 両刃ニッパー
- 片刃ニッパー
両刃ニッパーはプラモデル専用ニッパーでは最も種類が多く、価格帯も1000円以下のものから3000円前後がほとんどです。
切断するときに、刃と刃が合わさる構造なので、破損防止のために、ある程度の刃の厚みが必要になります。
現在では最大限、刃先が薄いタイプも発売されいているため、ランナーのパーツ同士がせまい場所や、細かなパーツの切り出にも最適です。
私の場合は、2度切りの1度目に使用することが多いニッパーになります。
片刃ニッパーはその名の通り、刃の片側だけが刃物になっていてもう一方はまな板の役割をします。
特徴としては、刃が片側しかない為、パーツの切り出し断面が綺麗で、潰れて白化したりえぐれてしまう可能性が少ないニッパーになっています。
両刃と違い切れ味が良い分、通常のニッパーよりも先が欠けやすくなってます。
カット後のヤスリがけ処理の時短にもなるので、1度目両刃+2度目片刃の2本持ちがおすすめです。
百円ショップ等で売っているニッパーはプラモデル専用ではないものがほとんどな為、パーツに沿って切り出す事ができずパーツからゲート後がかなり残ってしまったり、切れ味の問題でパーツの断面の白化や、えぐってしまうことなど問題が出てきます。
あとで処理する時間を考えると、プラモデル用ニッパーを選んでおくほうが、作成の作業効率もアップするのでおすすめです。
両刃ニッパー | 片刃ニッパー | 100均ニッパー | |
---|---|---|---|
価格 | |||
切れ味(切断面) | |||
刃の強度 |
薄刃ニッパーは金額が高めですが、時短効率と、圧倒的な切れ味で値段に見合ったニッパーです。
ガンプラに最適なニッパーの基準とは
ガンプラに使うニッパーの基準としては、
- プラモデル用のニッパーであるか?
- ゲート処理をするか?
- 塗装をするかどうが?
ガンプラに適したニッパーの種類の前に前提として知っておいてほしいことは、
プラモデル用ニッパーを使うことです。
上記の三点を踏まえて解説していきます。
選ぶ基準として1番大切なのは、プラモデル専用であるかどうがです。
ニッパーのパッケージなどに何ミリまでの切断が可能と表記している為、確認して購入しましょう。
2つ目の基準としては、カットからゲート処理後に塗装をするか、成形色のまま塗装なしによって選ぶ方法です。
塗装をする場合も、しない場合も、
片刃ニッパーはゲート処理の時間を大幅に軽減させてくれるのであると便利です。
おすすめニッパー3選
それでは、上記の解説を踏まえて、私のおすすめするニッパーを3選紹介していきます。
プラモデルニッパーでは有名なゴッドハンド製の両刃プラニッパー、
初心者にとって価格が1000円台前半と手に取りやすい金額となっています。
握りやすいグリップと耐久性とコンパクト性を兼ね備えた刃先で、初めてのニッパーを検討される方におすすめです。
タミヤ製の先細薄刃ニッパーは、その名の通り刃先の細さと、薄さで細かなパーツの切り出しが得意としています。
私自身、先にパーツをすべて切り出して仮組をするのですが、刃先の薄さによりランナーに刃が入れやすく、切れ味が良いので、他のニッパーに比べてとてもスムーズに作業が進むのが特徴です。
価格は店頭で2500円前後とガンプラが買える金額ですが、無理な使い方をしない限りは、長く使えるニッパーですので1本持っておいて損はないニッパーです。
片刃ニッパーの定番であり頂点、アルティメットニッパーは切れ味、切断面、カット時のヌルっと感、文句なしの究極ニッパーです。
ナイフでスライスしたような断面で、白化が最小限に抑えられます。
未塗装派の方はもちろん、これから塗装もしてみたい方もパーツに沿ってカットしてもえぐれることが少ないないので、ヤスリがけなどのゲート処理の時間も短縮でき作成の効率をアップさせることが可能です。
ゲート跡が目立ちやすいクリアパーツにも本領を発揮します。
一度使うとその切れ味に、ガンプラ作成の楽しみより一層引き出してくれる、その名にふさわしい、”究極(アルティメット)”なニッパーです。
まとめ
ニッパーには様々な種類がありますが、理想としては、
ランナーカット用とゲートカット用2本持っておくことをおすすめします。
私自身、上記で紹介した先細薄刃ニッパーとアルティメットニッパーの二本持ちで、子供達にはゴッドハンドのプラニッパーを持たせてます。
初心者の方は手を出しやすいニッパーからスタートして慣れてきたら片刃ニッパーを検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、良いガンプラライフを!